スマホコード決済の決済手数料有料化!MPM方式からCPM方式へ移行メリットと注意点を解説!
スマホコード決済には2つの決済方式があるのはご存知でしょうか。
一つ目は店舗側のコードを顧客のスマホで読みこみ決済するMPM方式。二つ目は顧客スマホの表示コードを、店舗側のバーコードリーダー等で読み取るCPM方式。
コストをかけずに導入できる点がメリットだったMPM方式。
MPM方式が無料としていた期間限定での決済手数料率が終了となり、今後は有料となると、スマホコード決済の各事業者が発表しています。
今回のMPM方式の無料期間終了を受けて、もうひとつの方式であるCPM方式への移行を検討される事業者の方も多いのではないでしょうか。
CPM方式は
- 違算発生の原因防止
- 決済処理の早さ
- タッチレス決済推進
といったメリットがある一方で、POSレジ連動を基本としている点がチェックポイントです。
年々、キャッシュレス決済比率が高まる中で、スマホコード決済は特に急上昇の盛り上がりを見せています。今回の記事では、MPM方式とCPM方式の違いも踏まえながら、CPM方式への移行を検討される事業者の方向けに、移行のメリットと注意点をご説明します。
既に4人に1人がキャッシュレス決済
「無料でないならスマホ決済対応はやめようかな…」と思う事業者の方もいるかもしれません。
ですが、スマホ決済をはじめ、キャッシュレス決済を選択する方は、年々増えています。
経済産業省が発表したデータでは、2019年で既に26.8%の方が、現金以外のクレジットカードや電子マネー、スマホコード決済などの、キャッシュレス決済を選んでいます。

2014年に16.9%だったキャッシュレス決済比率は、5年間で10ポイント近い上昇となりました。
「キャッシュレス決済比率を2025年6月に40%、将来的に80%」と政府が発表したキャッシュレス決済社会へ、少しずつ近づいています。
スマホコード決済は6倍に成長
キャッシュレス決済比率の中でもスマホコード決済は2018年から2019年にかけて、利用金額が6倍に伸びています。

各事業者のキャンペーンにより、スマホコード決済も急激に普及しました。
その結果、クレジットカードや電子マネーに続く、キャッシュレス決済手段として、受け入れられています。
スマホ決済には2つの方式
スマホコード決済には、「MPM方式」と「CPM方式」のふたつのオペレーションがあります。
MPM方式
店舗側のスマホコード(主に紙)を顧客が読み取るのが、MPM(Merchant-Presented Mode)方式。

CPM方式
顧客スマホに表示されたコードを、店舗のバーコードリーダー等で読み取るのが、CPM(Consumer-Presented Mode)方式。

無料期間が終了となるMPM方式
スマホコードを印刷した紙を用意するだけで導入できるMPM方式は、コストをかけずにキャッシュレス導入がすすむため、利用可能店舗数が拡大していきました。期間限定ではありますが、決済手数料が無料であることも、その拡大を後押ししました。
各社発表している決済料率
MPM方式の無料期間は終了となり、有料化となります。
各社が発表しているMPM決済料率は以下です。
決済ブランド | 決済料率*1 |
---|---|
PayPay | 1.60%/1.98% |
LINEPay | 1.98% |
au PAY | 2.60% |
メルペイ | 2.60% |
d払い | 2.60% |
*1=決済料率はMPM方式の場合。CPM方式はシステムにより料率変動する場合があります。
*2=上記は2021年12月時点での情報。最新情報・詳細は各社ホームページ等でご確認ください。
MPM方式には課題もあり
コストがかからずキャッシュレス対応の導入ができるMPM方式。
ですが、その一方で課題もありました。

金額手打ちで違算発生の原因
MPM方式では、会計金額がお客様の手打ち。確認も店員の目視になるため、どうしても、違算が発生しやすい状況となります。
決済処理に時間がかかる
お店の紙を読み込み後、金額入力、確認後決済となるため、会計に時間がかかります。せっかくのキャッシュレス対応も、レジ待ち列の原因になってしまうようでは、お客様の不満足にもつながってしまいます。
一方CPM方式は元々有料。それでも選ばれる理由とは
CPM方式の決済手数料は元々有料です。それでも選ばれるのには理由がありました。

違算発生の原因を防止
CPM方式の会計金額はPOSレジからの連動となります。
金額を2度打ちする必要がなく、違算発生となる原因を未然に防ぎます。
レジ待ち列を解消する圧倒的なスピード
CPM方式の場合、会計金額決定後にお客様は自分のスマホコードを見せるだけです。
MPM方式では、会計金額入力→店員確認→決済実行といった流れがあり、CPM方式の方が、会計処理スピードは圧倒的に優れています。
店員とお客様の非接触
衛生的な決済が求められる中、店員とお客様のタッチレス化を推進するセミセルフレジやフルセルフレジにますます注目が集まっています。
CPM方式であれば、セミセルフレジやフルセルフレジでも、スマホコード決済の運用が可能です。
スマホ決済 手数料 有料化まとめ
スマホコード決済のMPM方式のメリットであった手数料無料が有料化となることで、これを機にメリットの多いCPM方式に切り替える事業者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
CPM方式は
- 違算発生の原因を防止
- 決済スピードの速さ
- 衛生的な決済
といったメリットがある一方で、POSレジ連動を基本としている点がチェックポイントです。
キャッシュレス決済の便利さや衛生面での安心感などもあり、利用者側のキャッシュレス決済比率はますます高まっていくと見られています。
当社キャッシュレス決済サービス「Payoss」は、レジメーカー寺岡精工であることを活かした「POSレジ連動」が特長。


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